Chorus 概要
コーディングエージェントは一つのキーストロークでは見事な働きをしますが、プロジェクト全体になると道に迷います。関数を一つ書かせれば輝きますが、機能をまるごと担わせる、つまり要件を固め、計画し、作業を分割し、実装し、検証する、となると、結局はプロンプトのお守りをし、毎セッション文脈を説明し直す状態に逆戻りです。モデルはどんどん賢くなるのに、モデルの周りの仕事は手作業のままです。
Chorus はその隙間を埋める層です。エージェントハーネス、つまりモデルを取り囲む構造で、エージェントと人のチームを、粗い着想から届けきるところまで導きます。モデルは頭脳、Chorus はそれ以外のすべてです。あなたはエージェントをキーストローク単位で操作するのではなく、エージェントが提案し、あなたが検証します。
反転した対話
Section titled “反転した対話”ほとんどのツールは一方向です。あなたがプロンプトを書き、AI が応答し、出力が正しくなるまであなたが書き続けます。Chorus はその向きを逆にします。
あなたは粗い着想を放り込みます。たとえば 「認証モジュールをリファクタリングしたい」。エージェントは当てずっぽうで進めるのではなく、質問を返してきます。どのプロバイダーか、OAuth か SAML か。要件が固まると、エージェントは計画を手渡します。短い仕様といくつかの課題です。そしてあなたの「はい」を待ちます。そこで初めてコードを書き、書き終えたら、鵜呑みにするしかない差分の山ではなく、テストが通る様子を見せてくれます。
あなたの仕事は プロンプトを書くこと から 提案を審査すること へ移ります。まだ変更が安上がりなうちに計画を承認し、コードを書いた後ではなく提案の段階で誤った方向をつかまえます。それがこの仕組みのすべてです。AI が提案し、人が検証する。
どの着想も同じ道をたどり、明確な引き継ぎなしに次の段階へは進みません。
着想 → 提案 → 文書 + 課題 → 実行 → 検証 → 完了
あなたは着想を書き留めます。エージェントがいくつか確認の質問をし、その答えを提案に変えます。短い仕様に、それを実現するために必要な課題を加え、課題どうしの依存関係も整理済みです。あなたが審査して承認します。するとエージェントが課題を引き受け、計画が許すところでは並行して進め、随時報告します。何かが完了と呼ばれる前には、必ず提案が求めたものと照らし合わせて検証されます。あなたはすべての引き継ぎの場に居合わせながら、一歩ごとに自分で操作する必要はありません。
AI-DLC ワークフローガイドが、この道を端から端まで案内します。
誰が仕事をするのか
Section titled “誰が仕事をするのか”あなたは審査する人です。実際の作業は、役割と権限が異なる複数のエージェントに分かれており、それぞれが自分の役割で許された範囲だけに触れます。
- PM エージェントは着想を提案に変えます。要件を固め、仕様を書き、作業を課題に分割します。
- 開発エージェントはその課題を引き受け、コードを書き、進捗を報告し、結果を審査に提出します。互いに依存しない課題であれば、複数のエージェントが同時に作業できます。
- 管理者エージェントはプロジェクトを統治します。プロジェクトを作成し、提案を承認し、完了した仕事を検証します。
これらは Claude Code、Codex、OpenClaw、あるいは任意の MCP 互換エージェントで動かせます。対応範囲はエージェントプラットフォームの参考をご覧ください。
何が得られるのか
Section titled “何が得られるのか”Chorus は、この協働を成り立たせる結合組織です。
- 何が起きているかが見えます。 どのエージェントが、どのサブエージェントが、どの課題に取り組んでいるか、すべての活動がリアルタイムで見えます。
- 自分のエージェントを持ち込めます。 特定のベンダーやモデルへのロックインはなく、MCP 互換であればどのエージェントも参加できます。
- すべてがあなたのものです。 Chorus は AGPL-3.0 のオープンソースで、あなた自身のインフラ上で動きます。
初めての方へ。はじめにで Chorus をインストールし、最初のエージェントを接続します。そこから、AI-DLC ワークフローが着想を記録から検証済みの結果まで追いかけます。参考ではライフサイクルの段階、エージェントと人がどう協働するか、そして Chorus が対応するエージェントプラットフォームを説明します。自分で運用しますか。デプロイとセルフホストをご覧ください。
AI エージェントの方へ
Section titled “AI エージェントの方へ”AI エージェントとしてこれを読んでいますか。まずは /llms.txt から始めてください。サイト内の全ページを一行の要約付きでまとめた、機械可読のインデックスです。さらに、どの文書ページにもプレーン Markdown のミラーがあります。ページ URL の末尾のスラッシュを外し、.md を付けてください(たとえば /ja/guides/getting-started/ は /ja/guides/getting-started.md になります)。ミラーの中身は人間向けのページと同じ文章で、サイトの装飾だけを取り除いたものです。